家畜伝染病の口蹄疫が広がっている宮崎県央部で22日、発生農家から半径10キロの移動制限区域の家畜に対するワクチン接種が始まりました。健康な牛や豚にワクチンを接種して感染拡大を遅らせたうえで、殺処分する。国内で口蹄疫対策としてワクチンが使われるのは初めて。

接種対象は、県央部の発生地と周辺の計3市5町の移動制限区域で約15万頭。県は対象農家の同意を得たうえで、外縁部から中心部へ向かうように接種を進めます。県は「3、4日で終わらせたい」としている。

接種作業に従事するのは、感染リスクを減らすため、新たに県外から宮崎入りした獣医師27人と補助員40人、さらに案内役の地元住民で構成する27チーム。ワクチンは午前9時半、宮崎市の宮崎家畜保健衛生所を出発。午後1時ごろから高鍋町などで接種が始まりました。

感染力の強い豚を優先する方針で、この日は2万2096頭にワクチンを接種した。東国原英夫知事は木城町の対象養豚農家の一つを訪ねた後、県庁で記者団に「犠牲になり畜産を守るという責任感があり、気丈に振る舞われていた。ここで封じ込めるのだという強い意思に救われた」と述べました。

対象となる農家への国の補償策などについて地元の首長らは21日夜、受け入れを決めました。
元F1ドライバー片山右京さん(46)ら3人が富士山を登山中に遭難した事故で、静岡県警は19日朝、救助された片山さんを除く2人の行方不明者の捜索を再開しました。

2人は、片山さんの事務所の従業員の宇佐美栄一さん(43)=東京都八王子市元八王子町=と堀川俊男さん(34)=横浜市港北区大倉山=。17日夜に強風でテントごと吹き飛ばされたとみられており、その後、動けなくなったといいます。

静岡県警によると、18日の捜索は天候不順のため午後2時すぎに打ち切られていました。19日は県警山岳遭難救助隊が2人が遭難した6~7合目付近を目指して捜索活動を続けています。

静岡県警は登山者に対し、救助活動に利用するため登山計画書を提出するよう呼び掛けていますが、3人は計画書を提出していなかったといいます。
JR福知山線脱線事故の報告書漏えい問題で、JR西日本は12日、国土交通省に先月提出した最終報告と再発防止策の被害者説明会を兵庫県伊丹市のホテルで開きました。佐々木隆之社長は改めて謝罪し、「今回の事故と被害者の皆さまに正面から向き合う。謙虚で正直で品格のある会社に生まれ変わる」と述べました。

午前10時に始まった説明会には負傷者や家族ら約130人が参加。午後は遺族が対象で、13日も同様に2回開催されます。

JR西によると、佐々木社長は、山崎正夫前社長らが国交省航空・鉄道事故調査委員会(当時)の委員に接触した状況などを説明。2005年4月の事故後、被害者の心情を害する行為が多々あったと認めた上で、「組織防衛を常に優先してしまう体質があったと率直に反省している」と謝罪しました。

2010年5月

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